百田尚樹・有本香『「日本国紀」の副読本』読了。話題を呼んだ『日本国紀』を執筆した動機や経緯については、これまでもネットの動画などで、百田さんが発言していた。本書では、さらに、そのダイナミックな執筆スタイルについても紹介されていて、とても面白かった。

はじめはざっくりと書きながら、大胆に削ったり差し替えたりと。隘路に絡めとられずに、本来描きたいテーマの本筋を貫けるのが凄い。テレビの構成作家という仕事が、執筆スタイルにも影響してるのだと思う。

また、本書では、歴史教科書の問題点も具体的に指摘されている。保守系の教科書が登場したときには、散々騒がれたけれど、逆方向の行き過ぎはほとんど報道もされない。ところが、現状は、かなり恐ろしいことになっている。贖罪史観一色での唐突な書きぶりには、背筋が寒くなる。特に、学び舎の教科書が酷い。

出版界では左翼系のものはだんだん売れなくなってきているけれど、教育の世界では、日教組の影響力が低下しつつも、基礎となる教科書が酷いことになっている。

竹田恒泰さんの歴史教科書が、検定不合格となったらしいけれど、再度挑戦して頂きたいと思うし、不合格本の出版も楽しみ。

教育現場であまり好き放題やっていると、学校制度自体が解体されることになるような気がするし、その方が良いのかもしれない。義務教育も、時代的使命を終えたのか。